京都大学大学院地球環境学堂 環境調和型産業論分野
 藤井研究室

 Kyoto University Graduate School of Global Environmental Studies
 Environmentally-friendly Industries for Sustainable Development
 

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  研究テーマの紹介


  アジア・アフリカ諸国の非衛生地域におけるし尿汚染対策と衛生リスク解析
  
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   下痢症は世界で年間70万の子供の死亡原因であり、子供の死因第2位である。
 その88%は基本的な水と衛生(WASH)の確保により防げることからも、WASHの確保は国連持続可能な開発目標にも掲げられる喫緊の課題である。中でも、し尿・下水処理がままならない地域におけるし尿の管理はその中心課題である。本テーマでは徹底した現場主義の下、海外拠点を持つベトナム・ハノイ市、バングラデシュ・スラム地区あるいはウガンダ・カンパラ市をはじめとしたアジア・アフリカ諸国にて、し尿処理腐敗槽とし尿汚泥の管理、病原性細菌の網羅的定量と下痢症リスクの解析、都市河川のし尿汚染解析に取り組む。一部は、スイス連邦水質研究所との国際共同研究として実施する。開発途上国のWASH問題解決への熱意と海外フィールドワークへの意欲を持つ学生を歓迎する。


  ペルフルオロ化合物類の前駆体および中間生成体の環境中への拡散防止技術の開発と適用
  
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 私たちの身の回りには人工的に作り出された有機化合物があふれている。本テーマでは、遺伝子損傷性や神経毒性が強く疑われているペルフルオロ化合物類(PFCs)の600種類以上の前駆体を対象に、特定排出源であるフッ素化学工場からの排水および排気を通じた環境中への拡散防止技術を開発する。特に、大気拡散する前駆物質量を抑制し、荷電反発を利用した膜処理技術を導入することで対象物質を選択的に濃縮する方法を開発する。さらに濃縮液を対象に紫外線照射等による完全分解、無害化を行い、枯渇資源のひとつであるフッ素の回収プロセスを開発する。また、環境中に放出された前駆体からの中間生成体の挙動を明らかにし、生物影響試験を行うことで、緊急に管理すべき前駆体およびそれらを含む製品の特定を行う。さらに、日用品からのマイクロプラスチック生成能試験とナノプラスチックの計測方法の開発を行う。

 
高度分析機器を駆使し、都市の状況にあった水再生方法を開発する意欲のある学生を歓迎する。


  植生の多様性評価手法の開発と植物・土壌を利用した水質浄化技術のアジアへの展開
  
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 沿岸水生植物群落では多くの生物種が、それぞれの環境に応じた相互の関係を築きながら多様な生態系を形成し、私たちの暮らしの基礎を支えている。本テーマでは、土壌や植物を利用した水質浄化効果の検証試験から、GPSを駆使した生物多様性評価手法の構築まで多岐にわたる課題を対象とする。ヘキサコプターによる空撮と現地調査を組み合わせ、北上川河口部ヨシ群落の震災影響調査、琵琶湖への外来植物オオバナミズキンバイ侵入調査と防除対策の検討等に適用する。琵琶湖流域では植生を利用した水質浄化試験が行われており、そこで開発された手法を東南アジアの発展途上都市(ベトナム国ダナン市、ネパール国カトマンズ市等)に適用する。植生浄化、生物多様性の回復に興味があり、フィールド調査、フィールド実験を希望する学生を歓迎する。



  琵琶湖植物プランクトンデータベースシステムの構築と種遷移の検討
  
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 琵琶湖においては、南湖水草の復活等、生態学的なレジュームシフトが様々なところで認められる。とりわけ植物プランクトンでは、琵琶湖代表固有種であるビワクンショウモがほとんど観察されないなど大きな変化が生じているが、その原因等は不明のままである。
 当研究室では、多種多様な琵琶湖水質データを統一的に保管し、かつ異なる調査結果を有機的に活用できるデータベースおよびその活用システムを開発してきており、本研究ではそのシステムを植物プランクトンに拡張するとともに、そのデータ解析を通じて、琵琶湖植物プランクトン種の遷移原因を、琵琶湖周辺環境負荷・湖内水質・気象条件との関連から検討するものである。 琵琶湖水質と生物に興味を持ち、コンピュータワークに長けた学生を歓迎する。
 










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